■ハワース
ハワースは、ブロンテ姉妹の故郷で、ヨークシャーの田舎町です。姉妹が生まれた場所はソーントンですが、1820年4月に、一家はハワースに引っ越してきました。年長のシャーロットでもこの時4歳でしたから、姉妹を育んだ土地は、ハワースだと言えるでしょう。
石畳の坂を上がったところに、パトリック・ブロンテが副牧師として赴いた教会があります。
 
ハワースの教会の外観。
 
ハワースの教会の内部。この説教壇でパトリックは説教をしました。
 
教会の裏には、姉妹が生まれ育った家である、牧師館があります。現在はブロンテ・パーソネージ・ミュージアムとなっており、当時の家具や、ブロンテ姉妹に関する展示物があります。
 
牧師館の外観。
 
また、教会のすぐ近くに、ブランウェル・ブロンテが通っていたパブ「ブラック・ブル」があります。
 
パブ「ブラック・ブル」の外観。
ハワースで、重要なのは、姉妹(特にエミリ)が愛した荒野です。荒野の風は大変強く、木の傾き具合が、『嵐が丘』の世界を彷彿とさせます。また、紫に生い茂ったヒースも見所の一つです。
 
ハワースの荒野。強風のため、木がものすごい角度に傾いています。
ハワースの荒野からの眺め。
ハワースの荒野。紫色の花がヒースです。
ハワースの荒野。